1988年のBU

チームMVP「吉井理人」

「10.19」の年。そう言えば、すべて理解されそうな年となった。序盤から首位争いをし、途中にデービスの退団があり調子を落とすが、ブライアントが入団してからは、勢いに乗った。爆発的な力でマジック1、のこり0.5勝のところまでいくが、優勝はならなかった。打では、ブライアントが本塁打を量産し、オグリビーも安定した成績をのこした。投は、リリーフエースに吉井がたち、先発の阿波野、山崎、小野と共に活躍した。

☆チーム順位

2位 
74勝52敗4引分

☆主なタイトル

救援 吉井理人 34

☆オールスター出場選手 

阿波野 小野 吉井 新井 オグリビー

☆メモ

月間MVP4月 吉井
月間MVP8月 ブライアント
月間MVP9月 オグリビー

 

参考文献

プロ野球70年史 ベースボールマガジン社

☆BU

6月7日 デービス、大麻法違反で逮捕される
6月27日 ブライアント、中日から金銭トレードで入団
10月19日 「10・19」

☆プロ野球

セリーグは中日が独走
パリーグはゲーム差なしで西武が優勝
10月1日 南海がダイエーに
10月19日 阪急がオリックスに
初の屋根付球場・東京ドーム完成
日本シリーズ 西武4−1中日

☆プレイバック

10・19。プロ野球史上、記憶に残る日の1つだろう。残り2試合に連勝すれば優勝。この2試合が川崎球場でのダブルヘッダーとなった。1試合目は午後3時開始。川崎球場にしては珍しく、3万人の観客。一時はリードされるが、9回、引退する梨田の勝ち越し打で勝利した。2試合目は6時44分開始。テレビ局は急遽、全国放送をはじめる。試合はリードして追いつかれての繰り返し。ロッテの抗議もあり試合時間がなくなり、規定により最終回となった10回表、無得点でおわり、優勝が消えた。それでも優勝のなくなった裏の守りを無失点で終わらせ、引き分けで試合終了した。テレビの放送は関東30.9、関西46.7、瞬間最高59%という数字を残し、野球史上でも稀にみる驚異的視聴率をのこし、感動をよんだ日となった。

第1試合 近鉄4−3ロッテ
第2試合 近鉄4−4ロッテ

 

 

☆BU(パリーグ1位)

三塁打 大石 9
リリーフ勝 吉井 10
被犠打 小野 26
 

チーム打率1位 オグリビー ・311(パ5位)
チーム防御率1位 小野 ・2.59(パ4位)

☆データ

パリーグチーム打撃ランキング
パリーグチーム投手ランキング
ドラフト1981−1990

 
☆主戦力
1988
順位
監督 仰木
捕手 山下
新井
大石
金村
真喜志
ブライアント
村上
鈴木
DH・控 オグリビー
DH・控 羽田
DH・控 デービス
投手 阿波野
投手 村田
投手 山崎
投手 小野
投手 吉井

 

 

在籍選手 背番号
1 鈴木 2 栗橋 3 羽田 4 大石 5 村上
6 金村 7 淡口 8 梨田 9 新井 10 オグリビー
11 谷 12 真喜志 13 石本 14 阿波野 15 デービス
16 久保&ブライアント 17 佐々木 18 山村 19 尾上 20 高柳 
21 加藤 22 住友 23 山岡 24 桧山 25 吹石
26 小野 27 南 28 中村 29 中藤 30 加藤
31 島田 32 谷 33 依田 34 村田 35 柳原
36 吉井 37 谷崎 38 慶元 39 山崎 40 山下
41 木下 42  43 松久保 44 鈴木 45 小山
46 大村 47 野林 48 吉田 49 山田 50 福地
51 佐藤 52 福島 53 長岡 54 池上 55 藤原
56 光山 57 古久保 58 安達 59 岡田 60 中谷
61 金沢 62 清田 63 良川 64  65  
66 近藤 67 大塚 68  69 原田 70 権藤
71 仰木 72  73  74 滝内  75 児玉 
76 岸 77 中西 78 坂東 79  80 島田
81  82 阪本 83 神部 84  85 佐々木
86 藤瀬 87  88 安井 89 90 石山
91 田端 92 小池  93 水谷 94 尾西 95 福井
96 橘 97 98 99 依田  
         
         
         
         
         

 

 


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