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1961年の近鉄

近鉄バファローズ
チームMVP「徳久利明」

103敗での最下位。新人王の徳久の活躍だけが頼り。
チーム順位

最下位 36勝103敗1引分
主なタイトル

新人王 徳久利明 15勝
オールスター出場選手

ミケンズ ブルーム 小玉
メモ

チーム打率1位 小玉 ・294(パ13位)
チーム防御率1位 徳久 ・3.26(パ8位)
話題

6月3日 ブルームが暴行のため出場停止
7月5日 小玉、1000本安打達成
10月30日 千葉監督、辞任
プロ野球

セリーグは巨人が優勝
パリーグは南海が優勝
9月7日 巨人-国鉄 2日越しの試合
中日・権藤が35勝、防御率1.70の新人王
西鉄・稲尾が42勝
日本シリーズ 巨人4-2南海
記録(パリーグ1位)

死球 伊香 11
試合 久保 66
交代了 久保 29
当初 黒田 30
リリーフ 久保 19
敗北 黒田 17
先発 黒田 17
リリーフ 久保 8
被安打 久保 27
故意四球 久保 9
失点 久保 122
自責点 久保 101
失策 矢ノ浦 40
ウィキペディア引用

過去2年は主に巨人から選手が大量入団したが、この年の補強は新人の徳久利明と国鉄を戦力外になった元巨人の岩下守道程度にとどまった。シーズンが始まるといきなり開幕4連敗、4月中旬にも8連敗を喫するなどいきなり低迷、5月中旬にも6連敗を喫し最下位に転落すると、その後も6月から8月にかけて10連敗を3度も記録するなど大型連敗を繰り返し、二度と最下位から浮上することはなかった。打線は小玉明利と関根潤三、入団2年目のブルーム以外はパッとせずチーム打率はリーグ5位、投手陣は徳久が15勝を挙げ新人王を獲得した一方でリーグワーストの24敗を喫し、他に2ケタ勝利投手はなくチーム防御率も4点台近くという有様でリーグ最下位。10月4日にとうとう100敗の大台に到達し、最終的にプロ野球ワーストとなる103敗を喫した。チームは優勝した南海に実に51.5ゲーム差、5位の阪急にも18ゲーム差と大きく引き離されて1958年から4年連続の最下位となり、千葉監督は責任を取って辞任、別当薫が新監督となった。またこの年は、のちに近鉄の主力打者となる土井正博が入団した年でもあったが、この年は一軍出場はなかった。


在籍選手 背番号
1 平井 2 小玉 3 伊香 4  5 岩下
6 谷野 7 東田 8 十時 9 矢ノ浦 10 加藤
11 江崎 12 近藤 13  14 徳久 15 大津
16 武智 17 坂東 18 ミケンズ 19 関根 20 大友
21 内藤 22 黒田 23 宅和 24 ボトラ 25 島田
26 ブルーム 27 斎田 28 加倉井 29 関森  30  
31 千葉 32  33 大坂 34 越智 35 長田
36 蔦 37 福原 38 大野 39 藤田 40 樋笠 
41 木村 42  43 高井 44  45 久保
46 瓦谷 47 村田 48 江渡 49  50 沢藤
51 土井 52 大久保 53 安井  54 阿部  55 仲野 
56 門口 57 松下  58 竹下  59 早川  60 新田
61 児玉 62 伊藤 63 米増 64 65 
66  67 68 69 70 林


投手個人成績

阿部雄厚1試合0勝0敗S防御率27.00
江崎照雄48試合1勝7敗S防御率5.97
大津守46試合4勝13敗S防御率4.04
長田裕之39試合2勝9敗S防御率3.45
久保征弘50試合0勝8敗S防御率4.00
黒田勉50試合4勝13敗S防御率4.21
近藤三明2試合0勝0敗S防御率9.00
宅和本司3試合0勝0敗S防御率6.00
武智文雄21試合0勝1敗S防御率2.74
蔦行雄16試合2勝5敗S防御率4.67
徳久利明58試合15勝24敗S防御率3.26
板東里視16試合0勝0敗S防御率3.86
福原勝14試合1勝1敗S防御率5.14
ボトラ24試合2勝11敗S防御率4.46
ミケンズ26試合5勝11敗S防御率2.42
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打者個人成績

伊香輝男77試合25安打0本6点打率0.287
伊藤博文4試合0安打0本0点打率0
岩下守道82試合37安打0本13点打率0.254
大久保計雄24試合6安打0本2点打率0.15
大野守66試合12安打0本5点打率0.193
越智靖朗5試合1安打0本1点打率0.25
加倉井実93試合27安打6本12点打率0.308
加藤昌利125試合62安打5本29点打率0.304
門口秀世2試合0安打0本0点打率0
瓦谷嘉宏63試合17安打0本1点打率0.18
木村勝男30試合17安打0本3点打率0.276
小玉明利138試合153安打9本43点打率0.431
児玉弘義2試合1安打0本1点打率0.167
斎田忠利75試合32安打4本16点打率0.364
島田光二100試合49安打2本20点打率0.273
関根潤三128試合123安打9本49点打率0.391
関森正治123試合59安打5本25点打率0.35
竹下光郎117試合79安打6本40点打率0.355
谷野信次郎7試合0安打0本0点打率0
十時啓視90試合21安打0本5点打率0.283
内藤博文70試合24安打1本11点打率0.31
早川靖雄10試合0安打0本0点打率0
東田巍24試合3安打1本1点打率0.3
ブルーム108試合105安打7本32点打率0.455
ボトラ31試合7安打0本0点打率0.2
松下秀文12試合0安打0本0点打率0
村田康一110試合46安打4本14点打率0.294
矢ノ浦国満128試合119安打9本38点打率0.331
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