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1984年の近鉄

近鉄バファローズ
チームMVP「大石大二郎」

波の多いシーズンで、結局4位だった。打では、外国人2人が途中帰国するなど、盗塁王の大石だけが目立った存在だった。投でも、鈴木が良い成績を収めた以外は安定しなかった。ただ、デービスが途中入団で活躍し、次の年に期待がかけられた。
チーム順位

4位 58勝61敗11引分
主なタイトル

盗塁 大石大二郎 46
オールスター出場選手

大石 鈴木 鈴木 栗橋
メモ

月間MVP6月 鈴木
ベストナイン 大石(二)
ゴールデングラブ 大石(二)
話題

5月5日 鈴木、300勝達成
5月7日 マネー、退団
5月11日 近鉄-西武 乱闘さわぎ
6月9日 小川、一塁手六捕殺
6月9日 加藤、逆転サヨナラ満塁本塁打 
6月12日 柳原、2夜連続の代打逆転満塁サヨナラ本塁
7月4日 谷、プロ野球通算1000本目の満塁本塁打
9月1日 鈴木、3000奪三振
プロ野球

セリーグは広島が優勝
パリーグは阪急が独走
8月7日 阪急・福本、1000盗塁達成
阪急・ブーマー、外国人初の三冠王
セリーグ、宇野と掛布の敬遠合戦
広島4-3阪急
ウィキペディア引用

前年4位転落の責任をとって関口清治前監督が辞任すると、それまで打撃コーチを務めていた岡本伊三美がこの年から監督に就任。岡本新監督は1979年・1980年の2連覇メンバーがベテランの域に入り衰えが見え始めたことから、ドラフトで獲得の小野和義や2年前のドラフト1位・金村義明などの若手を登用。外国人もドン・マネーとリチャード・デュランに一新するが、日本生命球場のロッカーが不潔なのに激怒したマネーは「もう日本でプレーしない」とフロントに退団を直訴してそのまま退団し、さらにデュランも後を追って退団するなど外国人二人に去られたチームは穴埋めとしてリチャード・デービスを獲得。デービスは規定打席未満ながら3割を打ち、岡本監督の期待に応える活躍をした。チームは開幕から前年優勝の西武が出遅れたこともあり、7月までは阪急に次ぐ2位につけていたが若手起用に切り替えた西武が8月以降反撃を開始すると、ベテランの多いチームは一気に失速。最終的に借金を1ケタまで減らしたものの、4位でシーズンを終えた。投手陣は300勝達成の鈴木啓示が16勝、ベテラン柳田豊が10勝を記録したがそれに続く投手は谷宏明の8勝が最高でそれに続く投手は不調で、チーム防御率4.36はリーグ4位。打撃陣は切り込み隊長の大石大二郎が46盗塁で盗塁王を獲得したほかチームトップの29本塁打を記録するなど打撃陣は終始好調で、チーム本塁打は174本でリーグ1位を記録した。


在籍選手 背番号
1 鈴木 2 栗橋 3 羽田 4 大石 5 加藤
6  7 小川 8 梨田 9 平野 10 島本
11 谷 12 鈴木 13 石本 14 谷崎 15 マネー&デービス
16 久保 17 藤原 18 山村 19 橘 20 仲根 
21 柳田 22 住友 23 林 24 有田 25 吹石
26 小野 27 光井 28 金村 29 山口 30 加藤
31 大原 32 谷 33 依田 34 村田 35 柳原
36 吉井 37 近藤 38 慶元 39 佐野 40 藤瀬
41 野田 42 コーリー 43 中島 44 デュラン 45 小山
46 村上 47 豊原 48 依田 49 花房 50 佐々木
51 佐藤 52 小池 53 大石 54 中馬 55 石原
56 光山 57 古久保 58 安達 59 林 60 中西
61 島田 62 阪本 63 良川 64 土田 65 滝内 
66 児玉 67 野口 68  69 金沢 70 池辺
71 仰木 72 岡本 73 藤井 74 大久保  75 卯津羅 
76 岸 77  78 坂東 79 大塚 80 五十嵐
81 田端 82  83 水谷 84 尾西 85
86 87 三本 88 福島    
         
         
         
         
         
         
         


投手個人成績

石本貴昭1試合0勝0敗0S防御率0.00
小野和義24試合2勝3敗1S防御率5.29
加藤哲郎1試合0勝1敗0S防御率40.50
久保康生36試合5勝6敗2S防御率4.76
小山昌男22試合6勝3敗0S防御率4.30
鈴木啓示28試合16勝10敗0S防御率3.76
鈴木康二朗46試合5勝4敗18S防御率3.10
住友一哉19試合0勝0敗2S防御率6.93
橘健治14試合2勝1敗0S防御率5.63
谷崎浩二1試合0勝0敗0S防御率13.50
谷宏明24試合8勝9敗0S防御率3.57
村田辰美36試合4勝9敗0S防御率4.81
柳田豊27試合10勝9敗0S防御率4.06
山口哲治7試合0勝0敗0S防御率6.35
山村達也6試合0勝2敗0S防御率6.28
良川昌美15試合0勝4敗0S防御率4.68
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打者個人成績

Rデービス128試合162安打40本109点打率0.644
安達俊也5試合0安打0本0点打率0
有田修三44試合21安打4本17点打率0.42
石原修治9試合1安打0本0点打率1
大石大二郎83試合99安打11本45点打率0.502
大原徹也10試合3安打0本0点打率0.176
加藤英司129試合130安打26本78点打率0.51
金村義明42試合21安打3本8点打率0.486
栗橋茂128試合123安打18本56点打率0.449
慶元秀章80試合21安打0本9点打率0.325
古久保健二14試合4安打0本1点打率0.6
佐藤純一88試合12安打2本4点打率0.383
島本講平3試合0安打0本0点打率0
谷真一31試合6安打1本2点打率0.357
仲根政裕66試合30安打9本23点打率0.443
梨田昌孝118試合92安打11本51点打率0.391
羽田耕一114試合106安打18本62点打率0.436
バンボ117試合99安打31本69点打率0.516
平野光泰23試合17安打2本11点打率0.424
吹石徳一103試合64安打12本29点打率0.414
村上嵩幸116試合116安打16本46点打率0.461
柳原隆弘95試合62安打8本34点打率0.386
吉田剛23試合0安打0本0点打率0
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