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1994年の近鉄

近鉄バファローズ
チームMVP「石井浩郎」

開幕戦、野茂が8回までノーヒットにおさえ、9回満塁で交代の赤堀がサヨナラ本塁打を打たれ敗戦。序盤は最下位に落ちるが、ここから13連勝を含めて32勝6敗。首位にたつ。最後は力尽きるが、首位と16.5ゲームあったのを逆転した勢いはすごかった。石井・ブライアントを軸に700得点突破、先発・野茂、リリーフ・赤堀が活躍した。
チーム順位

3位 68勝59敗3引分
主なタイトル

本塁打王 ブライアント 35本
打点王 石井浩郎 111点
救援 赤堀元之 33
オールスター出場選手

野茂 山崎 赤堀 石井 鈴木
メモ

月間MVP6月 赤堀
月間MVP7月 佐野 ブライアント
月間MVP9月 石井
ベストナイン 石井(一)ブライアント(DH)
2軍打点王・本塁打 中村
2軍盗塁 大村
話題

4月10日 赤堀、開幕2試合2敗
7月1日 野茂、16四球
7月11日 大阪ドーム起工
7月13日 52塁打
赤堀、21連続セーブポイント
プロ野球

セリーグは最終戦で巨人が勝利
パリーグは西武がV5
4月9日 西武・伊東、開幕満塁逆転サヨナラ本塁打
9月14日 オリックス・イチロー、192安打
9月20日 オリックス・イチロー、200安打
オリックス・イチローが話題に
オリックス・福良、836連続無失策
日本シリーズ 巨人4-2西武
ウィキペディア引用

前年の4位転落を受け、鈴木監督はそれまで切り込み隊長だった大石大二郎に代えて内匠政博を先頭打者に(後半からは内匠に代わり大島公一が1番打者を打った)、また三塁レギュラーの金村義明に代えて中村紀洋を抜擢するなど若手主体のオーダーに切り替え、外国人も残留のラルフ・ブライアントと新入団リー・スティーブンス(スチーブンス)に一新してシーズン開幕。西武との開幕戦では不動のエース・野茂英雄があわやノーヒットノーランの活躍を見せ、9回裏まで3対0と西武をリード。しかし西武打線の反撃で満塁にされると鈴木監督は野茂に見切りをつけ、守護神の赤堀元之を投入。しかし、赤堀が伊東勤に1000本安打目となる逆転サヨナラ満塁本塁打を打たれる最悪のスタートとなり、それを引きずったチームは6月までBクラス生活が続いた。しかし、7月以降は貯金21を稼いで借金を返済し一気に優勝戦線に参入。5年ぶりの優勝が期待されたが、野茂が後半から右肩痛で投げられなくなったのが響いて優勝争いから脱落。最終的に西武の5連覇を許し、オリックスとの同率2位で鈴木監督の2年目は終了した。投手陣では野茂の離脱という誤算があったが、山崎慎太郎や高村祐が打線の援護に恵まれて勝ち星を増やし、開幕戦リリーフ失敗の赤堀も守護神として例年通りの成績を残したもののチーム防御率4.24はリーグ4位。打撃陣では不動の4番石井浩郎やブライアント、この年入団のスチーブンスが開幕から打ちまくりチーム本塁打169本はリーグ1位で、701得点もリーグ1位を記録した。シーズン終了後金村はFAで中日へ移籍し、いてまえ打線の世代交代が一気に加速する。


在籍選手 背番号     00 大島 0 
1 鈴木 2 鈴木 3 石井 4 大石 5 村上
6 金村 7 中根 8 吉田 9 内匠 10 山下
11 野茂 12 真喜志 13 江坂 14 阿波野 15 山崎
16 ブライアント 17 佐々木 18 酒井 19 赤堀 20 高柳 
21 吉井 22 吉田 23 小池 24 高村 25 安達
26 西川 27 古久保 28 中村 29 加藤 30 アボット
31 山田 32 水口 33 スチーブンス 34 木下 35 嶋田
36 野林 37 佐野 38 畑山 39 藤立 40 品田
41 入来 42  43 松久保 44 光山 45 背尾
46 衣川 47 清川 48 柴田 49 善村 50 伊藤
51 太田 52 寺前 53 渕脇 54 池上 55 藤原
56 平江 57 的山 58 安田 59 宮下 60 大村
61 林 62  63 久保 64  65 谷内
66 中村 67 野口 68 柳田 69  70 鈴木
71 鎌田 72 水谷 73 梨田 74 住友 75 佐藤 
76 岸 77 今津 78 坂東 79  80 村田
81 吹石 82 阪本 83 神部 84 羽田 85 谷
86 藤瀬 87 住友 88 安井 89  90 石山
91 森山 92   93  94  95 赤川
96  97  98 99 山下 100
101 山口 102  103 水谷 104 三本 105 福地
106 107 谷崎 108 小池 109 依田 110
111 近藤 112 清田 113 石本  114 坂口  
         
         


投手個人成績

赤堀元之45試合9勝4敗24S防御率1.82
アボット4試合0勝0敗0S防御率7.71
阿波野秀幸 6試合0勝2敗0S防御率12.19
池上誠一25試合4勝1敗0S防御率2.65
入来智44試合4勝6敗1S防御率4.21
江坂政明15試合1勝5敗0S防御率7.30
木下文信36試合0勝0敗0S防御率4.19
清川栄治37試合0勝0敗0S防御率2.95
酒井弘樹18試合1勝0敗0S防御率5.86
佐野重樹47試合8勝4敗2S防御率3.47
品田操士15試合0勝0敗0S防御率4.31
高村祐24試合9勝10敗0S防御率4.66
佐々木修2試合0勝0敗0S防御率6.23
谷内聖樹5試合0勝0敗0S防御率7.50
西川慎一3試合0勝1敗0S防御率6.23
野茂英雄17試合8勝7敗0S防御率3.63
山崎慎太郎27試合12勝10敗0S防御率3.41
吉井理人21試合7勝7敗0S防御率5.47
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打者個人成績

安達俊也1試合0安打0本0点打率0
石井浩郎130試合154安打33本111点打率0.591
内匠政博110試合65安打2本20点打率0.328
大石大二郎84試合74安打2本33点打率0.347
大島公一97試合88安打5本29点打率0.421
大村直之6試合0安打0本0点打率0
金村義明80試合76安打8本28点打率0.453
古久保健二87試合39安打6本26点打率0.347
鈴木貴久120試合113安打19本73点打率0.444
スチーブンス93試合87安打20本66点打率0.556
中根仁103試合87安打10本42点打率0.478
中村紀洋101試合54安打8本36点打率0.484
畑山俊二29試合7安打1本4点打率0.234
藤立次郎48試合18安打6本15点打率0.487
ブライアント105試合128安打35本106点打率0.59
松久保新吾12試合3安打1本2点打率0.273
的山哲也1試合0安打0本0点打率0
水口栄二107試合91安打5本43点打率0.398
光山英和89試合50安打5本20点打率0.359
村上嵩幸82試合26安打1本7点打率0.288
山下和彦15試合3安打0本0点打率0.188
吉田剛84試合47安打2本19点打率0.448
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